自動車の理想と現実

これから自動車の購入をお考えの方へ

 

あなたはどんな車に乗りたいと思いますか?
まずは理想を思い描いてみましょう。

 

例えば、スポーツカーに乗ってみたいとしましょう。
フェアレディZというクルマがあります。
新車価格で400~500万円程します。素晴らしいクルマですが、それなりに高額ではあります。

 

中古車で探してみましょう。
現行(Z34型)をGoo.netで検索すると、200〜300万円で買えたりします。中古車を検討する際に、注意しなければならないのは、状態です。
走行距離が5万km超であっても、定期的なオイル交換やメンテナンスを怠っていないクルマであれば、問題なく乗れます。
外観や内観を画像で吟味するのも大事ですが、禁煙であったかやどういう扱われ方がされていたかを販売店に確認しておくのも忘れないにするといいでしょう。

 

現物を確かめたくても、条件にあったおクルマが、近くの販売店でない場合もあります。
試乗は困難ですが、伺うポイントをまとめて、販売店にしっかり確認すれば、思った通りのおクルマを購入する事ができます。

 

実際にかかる総費用について。
大抵、本体価格にプラス20〜30万前後が上乗せで掛かります。
内訳は以下を参照ください。

 

・自動車税(5000円〜5万円。詳しくは排気量別自動車税一覧を参照してください。)
・自動車取得税(乗用車は取得価格の5%、軽自動車は3%です。取得価格50万円以下の車なら免税。取得価格とは、新車価格を基準に、減価償却率に沿って算出されます)
・自動車重量税(車両重量に応じて課税されます。車検ごとに収めますが、中古車の場合、車検残があれば支払う必要はありません。ただし、「車検2年付」や「車検なし」の場合は納めなければなりません)
・消費税(車両本体価格やオプション、手続き代行費用に8%課税されます)
→預かり法定費用(検査登録や車庫証明の印紙代です)
→自動車リサイクル料金(自動車リサイクル法に伴い、シュレッダーダストやエアバック、フロンガスなどの処分・リサイクル費用です。中古車の場合、車検切れの車を購入する時や、未納の車の車検時などに必要になります。1〜2万円くらい。車種により異なります)
→登録代行費用(運輸支局への車のナンバー変更や名義登録作業を代行してもらうための費用。購入者の居住地域を管轄する運輸支局が販売店から遠い場合は、手数料が高くなる場合もあります。2万5千円前後。お店によって異なります)
→納車費用 (販売店から購入者の自宅などへ車を運ぶ費用。距離が遠かったり、積載車を使ったりする場合は料金が高くなります。販売店によっては、販売店以外の車両保管場所などから、販売店に運ぶための費用として請求する場合もあります。1万円前後。お店によって異なります)
→整備費用(点検整備するための費用です。販売店によっては、12ヶ月・24ヶ月の定期点検整備を指す所と、販売店独自の整備を指す場合があります。この費用でオイル交換や消耗品の交換を含むお店もあります。2万円以上。車の状態や販売店により異なります)
→車検整備費用(車検が切れている中古車の場合、車検を取る必要があるため、24ヶ月の定期点検整備費用として請求されます。 「車検2年付」と記載されている車両は、この費用を払う必要はありませんが、パーツ代などの実費は必要です。2万円以上。車の状態や販売店により異なります)
→下取り費用(下取り車が有る場合、名義を販売店に変更するための費用です。手数料や印紙代などが掛かります。また別に査定料が掛かる場合もあります。買取店に売却する場合は、ほとんど取られない費用です。下取り車に値が付かず廃車にする場合は、手数料や印紙代が掛かります。1万円前後。販売店により異なります)
→車庫証明費用(車庫証明取得を販売店に代行してもらうための費用です。手続きは簡単なので自分で行って手数料をカットすることも出来ます。遠方の販売店から購入する場合は、自分で取るのが一般的です。1〜2万円前後。販売店により異なります)